クラブとバー

スペイン、イビザ島のデスティーノ パチャ リゾートでサウンドを完璧にコントロールするd&b GSLシステム。

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リゾート内のサウンドクオリティとボリュームを上げながら、周辺に漏れるノイズを最低限に抑えたい。そんな2018年シーズンへの目標を達成するために、イビザ島のデスティーノ パチャ リゾートはd&bのGSLシステムを屋外DJステージに導入しました。

リニューアル

タラマンカリゾートを下に眺めるCap Martinetの崖の上に位置するデスティーノ パチャ リゾート。イビサ旧市街の絶景が目の前に広がるリゾートです。2018年夏のシーズンに向け、このリゾートはハーフドームで覆われた、木製のアーチ型のステージ、リニューアルされたVIPエリア、屋外ダンスフロア、そしてd&b GSLシステムでリニューアルしました。

ステージの中央にレイアウトされたカスタムメイドのDJブース。それを縁どる様に4台のGSL8と2台のGSL12を組み合わせた6セットのGSLアレイを両サイドにフライングさせ、10台のSL-GSUBをその真下にサブアレイとして積み上げ、LF指向パターンを完全にコントロールできるセットアップが選択されました。さらにDJのモニタリングのために4台のV-GSUBと2台のV7P。

パーティが大好きなリゾート客、そしてスヴェン・フェイト、コゼ、デニース・フェラーといった大御所DJをお迎えするために、パチャリゾートはデスティーノの技術責任者ジョルディ・フェラグート氏の監督のもと、GSLシステム実装をスタートしました。

d&b GSLシステム導入に踏み切った理由は、その優れた設計、そしてフルレンジカーディオイド技術が実現する、指向性をしっかりとコントロールできる極上のサウンドクオリティですね。GSLはPAにたっぷりのボリュームを与えながら、周辺へのノイズを極力抑えることができる、そんな新世代のサウンドシステムです。デスティーノ技術責任者ジョルディ・フェラグート氏

コントロール

「デスティーノのサウンドを考えた時にまず求めたのはコントロールです。オーディエンスに届けたいサウンドと周辺に漏れるサウンドをしっかりと個別にコントロールしたかったんです。住宅街にあるリゾートですから、近辺の住民への配慮は非常に大切なものなんです。」と語るフェラグート氏。「d&b GSLシステム導入に踏み切った理由は、その優れた設計、そしてフルレンジカーディオイド技術が実現する、指向性をしっかりとコントロールできる極上のサウンドクオリティですね。GSLはPAにたっぷりのボリュームを与えながら、周辺へのノイズを極力抑えることができる、そんな新世代のサウンドシステムです。」

その結果は、指向性ターゲットを絞った純粋な100dBサウンドを楽しめる屋外ダンスフロア、そして、周辺に漏れるノイズは騒音の法的基準の枠組みにしっかりと留めることができました。デスティーノがd&b のJ-Seriesを使っていた2017年シーズンに比べ、音量では9dBアップしています。

日中はチルアウトミュージックがリゾート中を流れ、夜になるとテンポが、そしてボリュームが徐々に上がっていきます。d&b R1ソフトウェアの事前設定で全てのサウンドが遠隔制御され、d&b DS10 Danteインターフェースがリゾート全体にサウンドを分配、ネットワーク化しています。

GSL8とGSL12ラウドスピーカーは垂直指向性、サイズ、設置面積、重量、リギング、ドライバーという観点から、全く同じ特性を備えており、音響的に、そして構造的に相互に柔軟に統合していけるスピーカーです。SL-GSUBと全く同じ幅の設計であるため、すっきりとした、対称的なアピアランスを保証することもできます。

完璧なソリューション

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デスティーノ内でd&bがサウンドを賄っているのはダンスフロアだけではありません。8台のGSL8と4台のSL-SUBが設置されているレストランエリアもSL-Seriesの指向性のメリットをたっぷりと享受しています。さらに8台のY-SUB、6台のYキャビネット、2台のE12が設置されたエクスクルーシブなVIPエリア、そしてプールサイドには10台のQ10キャビネット、10台の27S-SUB、2台の10Sキャビネットが立ち並んでいます。

メインダンスフロアのサウンドを作り上げるために、フェラグート氏と彼のチームはd&b NoizCalcソフトウェアで新しいGSLシステムが近辺に放出するノイズレベルをモデル化しました。

「NoizCalcには驚かされましたね。このソフトウェアに出会うまでは、デスティーノの裏にある丘上の住宅地に与える影響に関する調査をしなきゃならなかったんですよ。NoizCalcだとそんな査定もすごく簡単になるんです。これからは、「シーズン計画」を当局に送るときには、NoizCalcのシミュレーションを添付すればいいだけです」、と語るフェラグート氏。

GSL8とGSL12では低域のカーディオイド技術を含む様々な技術を組み合わせ、指向性を全域で常に確保することができます。この技術は後方へのエネルギーを拒絶し、残響場の加振を大幅に減少させます。その結果、室内での反射が最小限に抑えられ、ステージに優れたサウンドを送りながら、隣接する住宅街への騒音を確実に抑えることが可能になります。

イビザ島はサウンド、そしてダンスミュージックのメッカなんですよ。GSLシステムはナイトクラビングを楽しんだ人々、DJ、そしてプロモーターからすごくポジティブに評価されました。デスティーノ技術責任者ジョルディ・フェラグート氏

口コミで大人気

「イビザ島はサウンド、そしてダンスミュージックのメッカなんですよ。GSLシステムはナイトクラビングを楽しんだ人々、DJ、そしてプロモーターからすごくポジティブに評価されました。イビザは小さい島ですから、みんなお互いが何をしているかよく知ってるんですよ。自分の会場がサウンドでは一番だ、って競い合っていて、つねにお互いをチェックしている。特にオーディエンス、DJ、技術スタッフ、プロモーターがすごい体験をしたなんて聞いたら興味津々で色々知りたがりますね。私は同僚をよくデスティーノに招待して、ビールを飲みながら新しいシステムに耳を傾けているんですが、彼らが思っていることなんて、ニンマリ顔を見ればわかります。サウンドの質にだけこだわる人たちの笑顔は最高ですね」。

「でも私にとって一番重要な決定要因はアフターケアサービスでした。d&bのEAS(Education and Application Support)ってすごく有り難いものです。いい技術者になれるように訓練してくれるし、ぴったりのツールを見せてくれたり、問題解決の方法や改善策へのアドバイスまでしてくれる。しっかりサポートですね」。